「自分は今から何者にでもなれる」という自信についての話
今日もコツコツやってますか?
Voicyパーソナリティのイケハヤです。
3年ぶりに個人ブログを再開してみました。その理由は、記事の最後にでも書こうと思います。
今日は「自信」の話をしたいと思います。
「50歳からネットビジネスで稼げますか?」
ラジオアプリ「Voicy」にて、リスナーからの質問に答えるコーナーをやっているんですが、この手の質問が多いんですよね。
「50代なんですが、ブログで稼ぐのは可能ですか?」
「パソコンが苦手なんですが、ネットで稼ぐのは無謀ですか?」
「今からYouTubeをはじめて稼げますか?」
などなどなど……。
いや、この人たち、自信がなさすぎると思うんですよね……。
「自信」は「自分を信じる」と書きますよね。
「50代なんですが、ブログで稼ぐのは可能ですか?」
とか聞いてしまう人は、シンプルに「自分ならできる」という自信がないんです。
この質問への答えは、「50代だろうが70代だろうが、できる人はできる」です。
そんなことはちょっと考えて、ちょっと調べればわかります。
聞くだけ時間の無駄です。
「できますよ」という一言で、背中を押してほしいのかもしれません。
が、いい大人が、そのように他人を使おうとするのは、厳しいですが考えが甘すぎます。
「背中を押してもらわないと動けない」程度では、どうやっても自力で稼げるようにもならないでしょうから、このように厳しく言わせていただきます。
アンリ・ルソーの話。
西洋美術史に残る画家に、アンリ・ルソーがいます。

ルソーの作品は「素朴派」というカテゴリーで知られています。
その名の通り、一見すると稚拙で、実に「素朴」な作品を多数残しています。
これとかなんともいえない「ヘタウマ」さですよね。

後世の画家、あるいはイラストレーターにも多大な影響を与え、今こうしてみると「一周回って新しい」感じすらします。
「眠るジプシー女」という作品です。2021年の作品と言われても、特に違和感はないですよね。

なんでルソーの話をしているかというと、この人が本格的に画家として活動をはじめたのは、50歳をすぎてからなんです。
本業は税関の職員で、絵画はあくまで趣味だったとか。
50代で早期退職をして、年金をもらいながら画家活動に打ち込みます。
で、歴史に残る作家になった、と。
「遅咲き」は一般的な現象。
アンリ・ルソーのようなケースは、Googleを叩けば無数に出てきます。

具体的に列挙していきましょう。
・ヘンリー・フォード(45歳でT型フォードを開発)
・カーネル・サンダース(60代でフランチャイズ化に成功)
・松本清張(42歳でデビュー)
・藤沢周平(44歳でデビュー)
・やなせたかし(アンパンマンがヒットしたのは60代)
・セザンヌ(最初の個展は54歳)
経営・ビジネスの世界では、50代以上の成功者が多いですね。
たとえば、ぼくが尊敬する元・ライフネット生命の出口社長は、60歳で起業して成功なさってます。
まぁようするに何が言いたいかというと、何者かになるのに、年齢なんて関係がないのですよ。遅咲きは、ごくごく一般的な現象なのです。
あなたの未来を信じられるのは、あなたしかいません。
「しょせん都合のいい切り取りだ」という批判的な声も聞こえてきますが、これは、世界をどう見るかの話です。
ぼくは、自分はいまから、何者にでもなれると思っています。
今の目標はふたつあり、ひとつは「個人資産を100億円作る」ことです。
もうひとつは「スマブラでプロゲーマーになる」ことです。
どちらもまだぼくには遠い目標で、特に後者は「35超えたおっさんが格ゲーのプロになるとか無理だろwww」と嘲笑されるレベルの話です。
ですが、ぼくはなんと言われようと、いくら嗤われようと、自分はプロゲーマーにもなれると信じて努力をしています。
ぼくのことを信じることができるのは、この世界でぼくひとりです。
自分を信じて遠い目標に向かって歩み続けることができるのは、この世界でぼくひとりです。
岡本太郎の名言を引用します。
ある人はよく私のことを「教祖」だという。
行動に断言的なところがあるからだろう。
しかしここでも、信者は一人もいない教祖だ、と私は答える。
信者なんて不潔だ。
また親分子分の人間関係のお互いにごまかしあい、利用しあういやったらしさ。
人間がこの世に生まれ出たとき、あのたった一人ぼっちでとび出して来て、ケンランと輝く世界にぶつかったときの、あの孤独でありながら、みちみちた、……あれこそ子分のいないガキ大将、信者をもたない教祖の生きがいであり、誇りである。
人間はみんなそうであるべきだと思う。
「信者をもたない教祖」は、他の誰でもない、徹底的に「自分」だけを信じて、ひとりぼっちで前に進みます。
孤独に、そして誇りをもって、進み続けます。
ぼくらは今から、何者にでもなれます。
あなたについて、そのように信じることができるのは、あなただけです。
そして、その信念をもとに努力を継続できるのも、あなただけです。
もしも、その努力が短期的に実らなくても、あなたには「自分を信じて努力ができた」という貴重な経験が得られます。
その経験は、次のチャンスを掴むための自信になります。
そうして、挑戦を続ければ、いつの日にか、何者かにはなれているんじゃないでしょうかね。
自分の人生のコマを進めることができるのは、あなただけなんです。
今日も淡々と努力をしていきましょう。
さて、最後におまけ。
ブログを再開した理由としては、「動画と音声コンテンツで一定の支持を得たあとだと、ブログは読まれやすくなる」という仮説があるんですよね。
与沢さんがブログを再開なさっていて、これが実に面白く読めたんです。
「なんで面白いのかな?」と思ったときに、それはやはり、ぼくが与沢さんのことをYouTubeを通してよく見ていたからかな、と。
2018年以前は、テキストのみで勝負していました。
当時はビジネス系YouTubeも一般的ではなく、そしてVoicyのような音声配信のマーケットもほぼ存在しませんでした。
あれから3年経ち、今は動画+音声+テキストというあわせ技でコンテンツを届けることができるようになりました。
テキスト部分についてはメルマガをやってはいますが、メルマガはクローズドな媒体なので、拡散性がないんですよね。
メルマガよりオープンかつ長文で伝えられ、そしてSNSともそれなりに相性がいい「ブログ」に、あらためて注目をした次第です。
このブログは、特にVoicyリスナーの方に届けたい、という意識もあります。
直感的な予言ですが、音声コンテンツとブログはかなり相性がいい気がしてます。
あと、個人的な事情を加えると、最近は仕事がなさすぎて困っていたところなんですよね。
ゲームの練習はやりすぎると集中力が落ちて、後半はほとんどやる意味がなくなってしまっていて、何か別の仕事を作りたいな、と思っていたのです。
というわけで、不定期でブログを更新していこうと思います。
次は何を書こうかな……やっぱりブログは楽しいですね。
それではみなさん、よい一日を!